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ナノハナ(菜の花)の春景色
Spring scenery of rapeseed
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ナノハナ(菜の花)は一、二年草の丈夫な植物で2月〜4月に咲き、初春を代表する花の1つです。本格的な春、一面に咲き広がった田んぼの菜の花畑・・・。壮観で昔ながらの春の風物詩、日本を代表する情緒です。その他でも、野山や川岸で一面に黄色のじゅうたんを敷きつめたような姿・・・。古事記や万葉集にも書かれていて、昔より人々を野外に誘います。 またナノハナはミツバチが好む花で、養蜂家の人々は、この花の蜜を追って、九州から北上して行きます。花茎の上部に多数の花をつけ、しかも下から上へと長い間、咲き続けてくれます。花弁は4枚の十字花植物。花が咲き終わった5月ごろ、細長いマメの莢状の実をつけ、その中に1mm大の小さな、小さな種子を多数だいています。この種子は約40%の脂肪分があり、絞って取り出したのが菜種油。昔より、食用油や灯火、潤滑油などとして、重宝がられてきました。 ところで、花言葉は「豊かさ、財産、快活」とのこと。それほど日本人には大切で、心を豊かにしてくれるナノハナ(菜の花)です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年02月15日
- 更新日
- 2016年09月26日 15時 52分