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トウカエデの葉の四季
Four seasons of trident maple's leaves
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トウカエデ(唐楓)は中国原産の落葉する高木で、わが国には江戸時代に入って来たとのことです。樹皮は縦に割れて、短冊状にはがれます。そして成長が早く、紅葉も美しいので、多くは街路樹や公園樹として植えられています。 葉と翼果に特色がありますが、ここでは葉の推移を見てみます。対生する薄く光沢した長さ約5cmの葉。その基部は円形ですが、先の部は浅く3裂します。カエデの語源は「蛙手(かえるで)」から転じ、中国でも三角楓と書かれるとのこと。アヒルの水かきに似た形で、名の由来はよく理解できます。 芽出し時の葉色は赤い桃色。次第に黄ー黄緑ー濃い緑色をへて、秋には朱色に染まって行き、やがて樹木全体が紅葉します。秋の澄んだ青空の下、真っ赤な紅葉が風に揺れる姿・・・・・・。道行く人々の歩みを止めます。気分も晴れ、元気が出てきます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月18日
- 更新日
- 2016年09月26日 16時 03分