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伊豆大島「夏の三原山(活火山)」
Mt. Mihara in Izu Oshima
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伊豆の大島は島全体が、水深約300〜400メートルの海底から隆起した活火山の陸上に相当するとのことです。そしてこの活火山のカルデラ内に出来た中央火口丘が、有名な三原山。 最近では1986年の噴火と全島人の緊急避難がマスコミをにぎわしました。あれから32年が経ちました。大噴火と溶岩流の跡、割れ目噴火口にも、時の流れを語る景色が・・・。
今回訪れた夏の三原山は、霧雲がながれ、火口壁からは白い蒸気が流れていました。その2時間後、霧は晴れて、夕陽が赤い火口壁を少し染めて行きました。また、カルデラ原や溶岩原では、イタドリ、ヤマアジサイ、そしてヤマユリが、夕方の涼風に揺れ続けていました。夏の夕暮れの中、噴火の歴史を語る広大なカルデラ、夕陽、岩、植物、風。 これらは、自然の時の流れを受けて、ひっそりと静まりかえって。 やがて三原山の上に夕月が昇り、翌朝、三原山は広い樹海を伴って、新しい姿を見せてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2018年05月14日
- 更新日
- 2024年01月09日 13時 34分