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秋・紅葉期の石山寺(その1)ー本堂 凝灰石奇岩 紫式部像 無憂園 多宝ー塔 鐘楼 月見亭 御影堂 毘沙門堂 光堂ー
Autumn scenery of Ishiyamadera Temple in Shiga prefecture ー Part ー
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石山寺は、滋賀県の大津市にあって、琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸に位置しています。東寺真言宗の大本山の寺院で、山号は石光山。本堂が国の天然記念物である、露出した巨大な珪灰石の岩盤の上に建つため、これが寺名の由来とのこと。また石山寺は平安時代の女流文学作品にもしばしば登場し、とくに「源氏物語」の作者である紫式部が、物語の着想を得たとする伝承から、本堂に紫式部の部屋が設けてあります。今回訪れたのは秋で、まず懸けづくりの本堂を参拝して、回廊から周辺の森の秋模様を確かめました。本堂を降りると、近くにある「硅灰石奇岩」に目が入りました。灰白色と真っ赤なカエデの紅葉との対比をしばし堪能・・・。ところで境内には国宝や重要文化財として、本堂や均整美を誇る多宝塔や経蔵・鐘楼・光堂・御影堂・毘沙門堂・三十八社などの諸堂が立ち並び、歴史の深さを示していました。なお 月見亭からは、晩秋の枯木立越しに琵琶湖の南端と、そこからの疏水が見通せ、時の流れも感じました。
それから境内を歩き回って紫式部の銅製の座像へ。その周りは黄葉と紅葉に満ちていて「源氏物語」という偉大な作品の作者とその世界を応援している様でした。なお無憂園を始め建物群の周りや参道には、楓や木々が立ち並び、葉は緑、黄、紅色のグラデーションで人々を迎え入れてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2024年10月07日
- 更新日
- 2024年10月16日 05時 55分