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夏の北口本宮冨士浅間神社(そのⅡ)(手水舎、神楽殿、冨士太郎杉、夫婦桧、七色もみじ)
Summer scenery of Kitaguchi Hongu Fuji Sengen-Jinja Shrine in Yamanashi Pref. ーPart IIー

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北口本宮冨士浅間神社は、山梨県の富士山の北麓にあって、霊峰富士を北方から遥拝する位置に建てられ、また吉田口登山道の起点に所在する神社です。周辺は静かな森にかこまれていて、その中に拝殿と幣殿、随身門など関連した建物群が、装飾豊かな空間を共に創出しています。ゆえに信仰と芸術が織りなす源泉と見なされて、世界文化遺産に登録されています。
手水舎は破風の屋根を持ち、その下の木組みは何層におよび重厚です。龍神の口からは、富士山からの湧水と思われる水が流れ落ちていました。 手水舎も神楽殿も破風の屋根を有し、桃山時代の特色をよく表現ていると言われています。唐草文の彫刻や飾金具など技巧を尽くした見事な装飾で、人々を魅了しています。
また北口本宮冨士浅間神社は、大きな樹木でも有名。社殿の左右には、樹齢約1000年を数える「冨士太郎杉」と「夫婦ヒノキ」のご神木が、空に向かって堂々と聳え立つています。そして拝殿の左手には、色の変化で名高い「七色もみじ」が植栽されています。今回おとずれたのは6月中旬で、この「七色もみじ」は梅雨に濡れて、若葉と緑葉は一層鮮やかで、風に揺れていました。幹は太くて武骨で多くの枝を広げ、その根元では緑色の苔が絨毯の様に広がっていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2023年12月01日
- 更新日
- 2023年12月02日 14時 30分