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夏の北口本宮冨士浅間神社(そのⅠ)(参道、鳥居、随神門、拝殿、東宮・西宮本殿、摂社・末社群)
Summer scenery of Kitaguchi Hongu Fuji Sengen Shrine in Yamanashi Prefecture -part 1-

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北口本宮冨士浅間神社は、山梨県の富士山の北麓にあって、霊峰富士を北方から遥拝する位置に建てられ、また吉田口登山道の起点に所在する神社です。周辺は静かな森にかこまれていて、その中に拝殿と幣殿、随身門など関連した建物群が、装飾豊かな空間を共に創出しています。ゆえに信仰と芸術が織りなす源泉と見なされて、世界文化遺産に登録されています。
まず境内に入ると、木造としては日本最大級の「冨士山大鳥居」が出迎えてくれます。参道は太い幹の杉林に囲まれ、石灯篭が道の両脇に佇んでいます。少し進むと出会うのが随神門。切妻造り、屋根は銅板葺、三間一戸の八脚門で、装飾と彫刻が目を惹きます。やがて一段と壮麗な拝殿と幣殿へ・・・、唐破風造りの向拝と注連縄、細やかな技巧を尽くした見事な装飾類に感嘆しました。内部にも吊り灯籠や鬼の面などが奉納されていて、富士山信仰の深さを示しています。
広い境内には多くの建物群があります。唐草文様の彫刻や飾金具などが、桃山時代の特色をよく表現ている東宮本殿と西宮本殿。また摂社の諏訪神社も、朱色の塀で囲まれて厳かな雰囲気に包まれていました。すぐ近くには諏訪神社の大杉が、歴史ある風格を示していました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2023年08月11日
- 更新日
- 2023年12月01日 14時 05分