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秋の東京「浜離宮」(そのⅠ):大手門・石垣・潮入の池・お伝い橋 ・水門群・三百年の松
Autumn scenery at Hamarikyu Garden in Tokyo (part 1)
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浜離宮恩賜庭園は東京都の中央区にあり、江戸の代表的な大名庭園です。徳川将軍家の別邸として利用され、とくに東京湾から海水を取り入れ、潮の干満で景色の変化を楽しむという、回遊式の築山泉水庭であることで有名。特別史跡・特別名勝に指定されています。
まず入り口の表門である「大手門とその石垣」が、江戸城の出城でもあったことを語っています。大手門の近くには「三百年の松」と名付けられた黒松があり、その幹と枝ぶりが、歴史の重さを示しています。散策路をさらに進むと大きな「潮入の池」があります。この池は都内唯一の海水の池で、水門群による開閉にて、池への海水の出入りが調節されています。ボラやセイゴなどの海水魚が棲んでいます。この大きな池の内には、「中島」があり、風趣に富んだ「御茶屋」もあります。そして池の岸と中島を結ぶのが木製の「お伝い橋」・・・。中間にある小の字島を経て、中島へと続いています。海水の水面に映え、風情ある「お伝い橋と御茶屋」の姿が人々を惹きつけます。また浜離宮の周囲には、都心の高層ビルが建ち並んでいて、この潮入の池にそれらの影も見られ、東京ならではの風景が楽しめます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2025年03月11日
- 更新日
- 2025年03月11日 04時 16分