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霞立つ「三月の花」(がんサバイバー・クラブ、2020年3月寄稿 )
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令和2年の冬は全体的には暖冬とのことで、その分、春の訪れも早いと言われています。今回はこれまでに日本各地で、3月に咲いた5つの花の画像をお届けします。
まず福岡の南区では、春雨に濡れたヒマラヤユキノシタのピンク色の花が、緑の葉と共に鮮やかに咲いていました。また紫色のムスカリがそよ風に揺れ、春の到来を告げていました。東京の湯島天神では、白いウメの花が青空の下で咲いていて、ときどき花びらを散らしています。また調布の深大寺にある神代植物公園では、枯れ落葉が積もった地面から淡い色のシュンラン(春蘭)が姿を現し、周りの黄緑色の若葉が花弁を守っていて、何とも可憐な風情を見せてくれました。
そして和歌山の串本にあり景勝地として有名な「橋杭岩」の海岸でも傍の野原では、新緑の野草たちに混じって白と薄紫色のハナダイコンの花たちが海風にそよいでいました。一列に並んだ不動の奇岩列を見るために訪れてた人々には、気づかれることは少ないでしょうが、ここにも確かな春の景色がありました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年03月01日
- 更新日
- 2020年03月01日 21時 17分