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冬・積雪期の「情緒ある川沿いの温泉街(銀山・湯村・城崎・三朝温泉)」
火山列島とも呼ばれる日本には、多くの温泉地があります。その中で、日本海に近い地域では冬の雪が、熱い温泉や立ち上がる湯煙とよく合い、それぞれ特色ある風情を醸し出しています。多くの文人が訪れたり、映画やテレビドラマで使われた温泉街でもあります。今回は日本海に近い冬の4つの温泉街を紹介します。
「銀山温泉」は、山形県の尾花沢市にある温泉街です。渓流が下る銀山川の両岸に、木造の高層建築である旅館が多く立ち並び、とくに旅館の壁にある「鏝絵」は秀逸。それらは大正から昭和初期にかけてロマン溢れる情景を示しています。そして朱色の橋や積雪の滝などが色を添えています。
「湯村温泉」は兵庫県北西部が鳥取県に接するところに位置しています。春来川のほとりに湧く日本屈指の高熱温泉。98 ℃の熱泉が湧き出る荒湯では、鶏卵や野菜類が茹でられていました。またNHKドラマで、吉永小百合が主演した”夢千代日記”のロケ地であつた所として有名です。
「城崎温泉」は兵庫県の豊岡市にあって、1300年の歴史がある温泉地です。駅前からは中央を流れる大谿川に沿って、温泉街が形成されています。街には7箇所の外湯があって、それぞれの色鮮やかな浴衣を着て下駄を履きながらの「外湯めぐり」・・・、風物詩となっています。
「三朝温泉」は鳥取県の三朝町にあります。約800年の歴史を持ち、しかも世界屈指のラジウムとラドンの含有量を誇る温泉地。和風旅館や細い道に囲まれた家並みが、三徳川(三朝川)の両岸に立ち並び、古き良き時代の伝統と風情を保っています。
日本各地にある温泉地の中で、豪雪地帯として知られる山陰や東北の日本海側にある温泉街は、その風情と情緒で冬の文化を高めています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2025年01月06日
- 更新日
- 2025年01月06日 06時 32分