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蒜山高原「白樺の丘」の四季
Four seasons of Shirakaba Hill in Hiruzen Highlands
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蒜山高原は、岡山県真庭市の北部に位置し、蒜山三座の中腹にある広大な高原です。火山活動は約200万年前に起こり、約60万年前に停止したとのことです。そして現在、蒜山三座の中腹に、広大な蒜山高原として、広大な緑の草原となっています。この中にあるのが「休暇村蒜山高原」。そこから歩いて5分ほどに、緩やかな丘「白樺の丘」があります。
ゆっくりとカーブする小径を歩き、左右の白樺の林で、幹や梢の葉音を聴きながら・・・。樹の間から赤い屋根の牧場が見え、穏やかで和やかな雰囲気に包まれます。目を下に向ければ、秋には野菊やハギたち、夏にはノアザミやワルナスビたちが、丘を渡ってくる風に揺れます。
冬、「白樺の丘」は白雪に覆われ、あたり一面は銀世界へ。1メートル以上もの積雪で、小径も閉ざされ、白樺の林は裸木の冬木立に変わり、木枝に積もった雪は、季節風で時々、バサッと落ちては、粉雪をまき散らします。
しかし、再び春が来て、白樺の木々には新緑が萌え、梢にも野鳥たちが留まっては、可愛いさえずりで、丘に春を告げます。
また、 この白樺の丘からは、シラカバの木々を透して、中国地方で一番高い名峰、伯耆大山の勇姿がよく見えます。 そして四季の天候によって、見え隠れします。澄んだ秋の青空に浮かび、冬の雪雲に姿を休め、夏の深緑から現わす伯耆大山!。
訪れる度に、「白樺の丘」と「伯耆大山」は、異なった風情を見せてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年02月10日
- 更新日
- 2023年02月24日 14時 21分