TOP > テーマ別おすすめ画像 > 冬・積雪期の羽黒山「杉並木の参道、神橋、須賀の滝、五重塔(国宝)、爺杉」
テーマ別おすすめ画像
冬・積雪期の羽黒山「杉並木の参道、神橋、須賀の滝、五重塔(国宝)、爺杉」
/
山形県にある羽黒山は、出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)の神々を合祀する信仰の山です。まず鳥居と随身門をくぐり、山頂にある神社に至るまでの約2kmの参道は、森の中にあって、四季それぞれの変化に富んでいます。
冬、 羽黒山の参道は、深い積雪に埋まります。その中に人々が踏み固めた1筋の細い雪道・・・。舞い上がる粉雪の中、 羽黒山の参道は、静けさと荘厳さに満ちてきます。
天然記念物である「羽黒山の杉並木」は、樹齢が300年〜600年とのこと。その中に聳える樹齢1000年以上の「爺杉(天然記念物)」。ほかにも深い積雪に埋れた「小さな神社群」、半氷結した祓川に架かる「朱塗りの神橋」、氷結した「須賀の滝」などが、厳冬のなか、春の訪れを待っています。 一の坂の登り口にある五重塔(国宝)は、なんとも表現しがたい感動を与えてくれます。深い雪の中、杉林の静寂に包まれながらの均整のとれた姿、三間五層の素木造り、柿葺きで、素朴さの中に、秘められた優美さは、訪れた人々の心に染入ります。
冬の羽黒山は、雪がしんしんと降りしきり、懐かしい想い出を引き連れて、風に雪が舞い続けました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年11月28日
- 更新日
- 2019年12月18日 17時 49分