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奈良・明日香村の「石の文化」ー亀石・猿石・石舞台古墳・酒船石(亀形石造物)ー
Ancient stone culture of Asuka village in Nara prefecture
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奈良県にある明日香村は、6〜7世紀にかけて天皇の宮〈飛鳥京〉が置かれていた場所で、古代国家の権力闘争の舞台となった所でもあります。そして明日香村は、飛鳥時代と呼ばれる古代の文化があったことを、今に伝えています。この古代の文化そ示すものの一つとして、多くの石造物群があり、いわゆる「石の文化」と言えると思います。主な石造物として、亀石、猿石、石舞台古墳、酒船石など、謎の石造物が遺されています。
猿石は4体の石造り像で、それぞれ高さは約1m。顔が猿の顔に似ていることから猿石と呼ばれています。また亀石は、重さ10トンを超す花崗岩で造られた巨石で、亀の顔に似てに彫られています。微笑んだようなその表情が、訪れた人々の心をほっこりとしてくれます。
6世紀に造られたと推定される石舞台古墳は、巨石30個を積み上げて造られた石室古墳で、その規模が人々を威圧します。どの様な技術を持って大きな巨石群を運んだか・・・? 不思議です。酒船(亀形石造物)は、2000年の発掘調査で発見された遺跡です。亀の頭部に水を供給する船形の貯水槽と考えられていますが、本当の意義は不明とのこと。
明日香村にある多くの巨石や敷石で造られた石造物は、「石の文化」として古代史のロマンを感じさせます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2024年09月25日
- 更新日
- 2024年10月16日 05時 52分