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春の函館「立待岬」
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立待岬は函館山の南東端にあたり津軽半島にに突き出た岬です。岬は亀田半島、松前半島、さらに津軽海峡に面していて、遠くは下北半島を望めます。名前の由来は、アイヌ語のヨコウシ(ここで魚を捕るため立って待つ)の和訳によるとのこと。
岬の海側は荒々しい断崖や黒い溶岩性の岩が連なっています。かっては北方警備のために、異国船を監視する要所。今は函館の有名な観光地・・・。また周辺には石川啄木一族の墓や与謝野寛・晶子の歌碑などもあり、函館文学スポットのひとつになっています。
今回、31年ぶりに訪れました。立待岬の碑は変わっていましたが、大鼻崎、断崖から続く岩礁の形は、記憶を新たにしてくれました。海鵜、かもめの声が海峡に響きわたり・・・。そして丘では、黄色いタンポポの花、ハマナスの緑葉、ヘラオバコの蕾、名も知らない白い花たちが、春の海風に揺れながら優しく迎えてくれました。ここでも自然の素晴らしさを実感しました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年02月29日
- 更新日
- 2016年09月30日 10時 27分
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