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阿蘇神社の門と境内風情
Aso Shrine: gates and grounds
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肥後熊本にある阿蘇神社は、阿蘇五岳の北側で阿蘇谷の中央部にあります。古代よりつづく阿蘇国造の中心地で、肥後の国の「一の宮」です。阿蘇神社の大宮司は阿蘇家が世襲し、現在は91代目とのこと。日本全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社でもあります。封建時代は鎌倉の北条氏や南北朝とのかかわりが深くて、肥後藩主の加藤清正、後は細川氏の保護を受け発展してきました。3棟の社殿と楼門は重要文化財。
この大楼門の左右には、重要文化財である御幸門、還御門が・・・。通常は閉じられていて、7月28日の御田祭りの日だけ開門されます。
大楼門は日本三大楼門の一つ。十二脚の唐門様式で、高さ21mの2階建は俗に二層楼山門式と云われています。そして大楼門の前では年1回、阿蘇地方の五穀豊穣を祈る火振り神事が行われます。夜に松明を振り回す祀りで、勇壮そのもの。
また境内には、古い歴史を語るものが多くあります。「高砂の松(縁結びの松)」は、1千年の歴史があり、枯れると代々植え継いできたとのこと。阿蘇神社は行くたびに、新しい知見を増やしてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年06月21日
- 更新日
- 2016年09月23日 10時 44分