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ハナモモ(花桃)の四季
Four seasons of peach
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ハナモモ(花桃)は中国を原産とし、落葉する小高木です。桃ははるか昔から伝わっていました。江戸時代になって鑑賞用に品種改良がなされ、ハナモモと呼ばれるようになったとのこと。果実を収穫するためのモモは「実モモ」で、花を観賞するために改良されたのが「花モモ」と呼ばれています。そうです。花を観賞するモモで、花弁は通常5枚。
暑さや寒さに強くて、日本全国で愛されている花です。日当たりを好み、花はサクラやウメに比べて大きな花を咲かせます。花の形は一重もありますが、八重咲きが多く、小さな実を付けます。
ところで女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」では、“お花をあげましょ桃の花・・・”と歌われてきました。このように赤紫色のハナモモは、ひな祭りでは欠かせな花で、黄色いナノハナとともに桃の節句を飾ります。花言葉は「恋のとりこ」、「よい気立て」、「あなたに夢中」など。大人も魅了するハナモモです。
花期は3月〜4月で、鮮やかな赤紫色のハナモモは青空に映えます。里村・里山や棚田でもよく植えられています。ハナモモは見るだけでゆったり、のんびり、あったかい気分にしてくれます。そして、春の陽もいっそう暖かく感じられますから不思議です。また春風に乗って、甘い香りも送って、人々をひきつける魅力に満ちています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年06月19日
- 更新日
- 2022年03月20日 17時 41分